PoCのシステム開発工程での位置づけ

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IT説明図:PoCのシステム開発工程での位置づけ

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今までに経験のないDX(デジタル・トランスフォーメーション)のような新しいシステムでは、システム企画とPoCが重要です。
AIやIoTその他のテクノロジーを活用するのは初めてという企業や団体も多いので、それらの有効性を検証するPoCは必須の活動です。
PoCはProof of Concept(概念実証)ですが、古くは実証実験や仮設検証などと呼ばれていました。

PoCはシステム開発工程においては、システム企画のなかに位置づけられます。
システム企画を細かく分けると、システム全体の「システム化構想立案」、開発工程の詳細を計画する「システム化計画」、それら以前あるいは並行しての「業務分析」があります。
PoCはそれらのプロセスと並行して進められます。初めて利用するデバイスやソフトウェアなどであれば、事前の学習も必要です。
それぞれのプロセスは以下のとおりです。

・業務分析(ビジネス企画)
現行の業務や将来の業務の想定をして、適切なシステム構成、デバイス、ネットワーク、サーバー(クラウドやオンプレミス)の検討や選定をします。
必要なデータと取得の方法、取得したデータの活用法などの見極めもします。
新たなサービスやビジネスを検討しているのであれば、この時点でビジネスの企画が見えている必要があります。

・システム化構想立案
システムの対象となる範囲、どれくらいの期間利用するか、投資額とコスト、目指すところは何かなど、基本的ですがきわめて重要な項目を明らかにします。

・システム化計画
業務分析とシステム化構想立案にしたがって、システム開発や運用の計画を立案します。
なお、それぞれの工程での検討や判断の根拠としてドキュメントを作成して残しておくことが重要です。

※ダウンロードファイルには、透かしのロゴはありません。それぞれのプロセスは以下の記事のとおりです。

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