新入社員・就活生のIT基礎知識 (2)企業システムのOS

企業のシステムで使われているOSは

個人で利用するPCのOSといえば、Window 10 Homeの方が多いのではないでしょうか。Window 10 Proの方もいるでしょう。
企業のシステムのサーバーのOSはWindows Server(シェア50%)が多く、次いでLinux(20%以上)、UNIX系(20%前後)となります。そのほかにメーカー独自のメインフレームのOSなどがあります。

LinuxはオープンソースOSの代表で、UNIX系はサーバーのメーカー各社が提供していて比較的大型のシステムで使われています。
Linus Torvald氏がUNIXを参考にして開発しているので、LinuxとUNIX系の親和性は高いです。

Windows ServerはWindowsのPCと同じようなイメージで操作できるのと多機能でわかりやすいです。
Linuxは少し専門的な画面になりますが、必要な機能ごとに積み上げていきます。シンプルで安価に構築できる特徴があります。

ファイルサーバーやプリントサーバーなどの職場での身近なサーバーはWindows Serverであることが多く、WebのシステムなどになるとLinuxが多くなります。
企業では、クライアントPCはWindowsでも接続するサーバーはLinuxやUnixということもよくあります。

エンジニアを目指す方であれば、Widows ServerとLinuxの両方の学習が必要です。

なお、Webやインターネットでお馴染みの、Webサーバーに関しては、LinuxサーバーのほうがWindows Serverよりも多いとされています。
その理由は、Linuxの場合はWindows Serverより少し難しくなりますが、必要な機能だけを追加していくので、ディスクの節約や安定性の向上に加えて、コストが安価に抑えられることによります。

Webサーバーの場合には、Webサーバーとしての機能に限定することや、メールサーバーなどを加えるなど、必要最小限の機能で済ますことが多いことから、
シンプルな機能とコストという観点でLinuxが好まれるわけです。

説明図:サーバーのOSと歴史はこちら

新入社員・就活生のIT基礎知識(1)企業で基本のシステムはこちら

記事:クラウドの基本や用語をわかりやすく解説はこちら

記事:AIにデータを食わせるはこちら